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動画AI

動画AIカメラワーク指示辞典 — pan / dolly / orbit を使い分ける英語表現集

Veo・Kling・Runway などの動画生成AIでカメラの動きを思い通りに指示するための英語表現を、ショットサイズ・カメラ移動・組み合わせのコツに分けて辞典形式でまとめます。

動画生成AIのプロンプトで画像生成と決定的に違うのが、カメラの動きを言葉で指示するという工程です。ところが pan と truck、dolly と zoom の違いを曖昧なまま書くと、意図と違う動きが出力されがちです。本記事では、動画AI(Veo / Kling / Runway / Vidu / Wan など)で通じやすいカメラワーク英語表現を辞典形式で整理します。

なお、プロンプト全体の組み立て方は動画プロンプトの基本構造の記事を先に読むと理解がスムーズです。

ショットサイズ(距離感)

カメラの動きの前に、まず「どの距離から撮るか」を決めます。映像用語がそのまま通じます。

英語表現 意味 使いどころ
extreme close-up 目元・指先などの超アップ 感情・質感の強調
close-up 顔全体のアップ 表情を見せる
medium shot 腰から上 会話・仕草
full body shot 全身 衣装・ポーズ全体
wide shot 人物+周囲の環境 状況説明
extreme wide shot / establishing shot 風景主体の超引き 冒頭の場面提示

カメラ移動の基本語彙

混同しやすい用語を「カメラがどう動くか」で分類します。

回転系(カメラ位置は固定)

  • pan left / pan right — カメラを左右に振る。横に広い風景や、被写体の視線の先を見せる
  • tilt up / tilt down — カメラを上下に振る。建物の高さや、足元から顔への「なめ上げ」

移動系(カメラ自体が動く)

  • dolly in / dolly out — 被写体に向かって前進・後退。zoom と違い遠近感が変化し、没入感が出る
  • truck left / truck right — カメラごと左右に平行移動。歩く人物の横追いなど
  • pedestal up / pedestal down — カメラごと垂直移動。tilt と違い視点の高さ自体が変わる
  • orbit / arc shot — 被写体の周りを円弧状に回り込む。キャラクター見せの定番
  • tracking shot / follow shot — 移動する被写体を追いかける。「camera follows the subject from behind」のように書くと安定

レンズ・その他

  • zoom in / zoom out — 画角の変化。dolly より平面的な印象
  • handheld camera — 手持ち風の揺れ。ドキュメンタリー感
  • drone shot / aerial view — 上空からの俯瞰。風景スケールの演出
  • static shot / fixed camera — カメラ固定。被写体の動きだけを見せたいときに明示すると暴れにくい
  • slow motion — スローモーション。カメラワークではないが動きの質指定としてセットで使う

組み合わせのコツ

1クリップ1ムーブが原則

「pan しながら dolly in して最後に orbit」のような複合指示は、現状の動画AIでは破綻しやすい領域です。1クリップにつきカメラの動きは1つ、長くても2つまでに絞り、複数の動きが必要ならクリップを分けて編集でつなぐのが現実的です。

速度と質感の修飾語を添える

動きの種類に加えて速度・質感を添えると意図が伝わりやすくなります。

  • slow / gentle / gradual — ゆっくり(雰囲気重視の映像に)
  • smooth / steady — 滑らかに(ジンバル風)
  • fast / quick / whip pan — 速く(アクション・場面転換)
  • cinematic camera movement — 全体を「映画的」に寄せる汎用修飾

書く順序

「ショットサイズ → 被写体と動作 → カメラの動き → 雰囲気」の順に書くと、各モデルで安定しやすい構成になります。

例: A wide shot of a lone hiker walking along a mountain ridge at sunset. The camera slowly orbits around the hiker, smooth cinematic movement, warm golden light.

モデルごとの傾向(一般論)

モデルにより得意・不得意はありますが、共通して言えるのは次の2点です。

  • **自然文で書くモデル(Veo / Kling / Vidu / Wan など)**は、上記の用語を文章に織り込む形が安定します
  • カメラ指示を何も書かないと、モデル任せのランダムな動きになります。固定したいときこそ static shot を明示するのが重要です

各モデルの個別の癖は、VeoKlingViduWan の各ガイド記事を参照してください。

まとめ

  • 回転系(pan / tilt)と移動系(dolly / truck / orbit)を区別して書く
  • 1クリップ1ムーブ。複合カメラワークはクリップ分割で対応
  • 速度・質感の修飾語(slow / smooth / cinematic)を添える
  • 固定カメラにしたいときは static shot を明示する

PromptForge JP のツールでは、動画AI選択時に「カメラ動き」スライダーでこれらの表現を選択式で組み込めます。辞典を片手に、まずはツールで試してみてください。